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性への探求。知って損は無い男女の性の科学辞典を公開。
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セクハラ行動はもともと生殖活動における前段階の男女の駆け引きであり、そういう意味ではセクハラをしなければ生殖活動は成立しません。

最もひどいセクハラはいわゆる強姦で、とにかく生殖活動に起因するもので相手が嫌がってしまえばどんな行為もセクハラになります。人間を含めて、動物のオスの行動の共通点は「縄張りを張る」ということです。犬科 の動物はおしっこによるマーキングをすることはご存じでしょうが、このようにしてオスは自分の縄張りを作ります。そして、その縄張りにメスが侵入してくることが生殖活動を成功するためのきっかけとなります。

したがってオスはよりメスがきそうなところに広い縄張りを張ろうとします。そこで縄張り争いがオスの間で繰り広げられるのです。自分の縄張りにオスが侵入してくれば、命をかけてこれを撃退しようとするのです。

これは当然ながら人間も同じです。人間の男性の場合、縄張りは横に広げるのではなくに広げます。これがいわゆる地位というものです。
地位が高ければ高いほど、付き合える女性のレベルは高くなり、よくモテ、生殖活動が有利になることは言うまでもありません。だからこそ男性は地位を上げようと命をかけるのです。
さて、そうは言っても人間でも物理的な縄張りは横への広さであることに変わりはありません。つまりひとりひとりにプライベートな縄張りが存在し、偶然ではなく、その縄張りに他人が入ってくるとそれは男性なら縄張り荒らしになり女性では生殖活動可という判断がなされます。
日本人の縄張りは諸外国の人たちと比べ、この縄張りが広いと言われており、女性が男性の縄張り内にうっかり入ってしまうと「気がある」と勘違いされることが多いのです。理想を言えば、男性たるもの広い縄張りを張って、そこに女性から入ってくるように仕向けるのが理想と言えますが、実際男性のほとんどがそうはせず、自分から女性に近づき、自分の縄張り内に女性を入れようとします。

例をあげると、
1) 触る
2) 近づく
3) 話し掛ける
4) 意地悪をする

1) はより直接的で4)になるほどより婉曲的です。4)は気を引くために幼い男の子がよくやることですね。もちろん、1)に近づくほど縄張りに引き入れようという意志が強く、直接的であることがわかります。でも、これがどうして「縄張りに引き入れること」になるのかというと、もし、男性がこのようなことをして、女性が拒否しない場合、それは性行動をエスカレートさせてもいいというサインになるからです。
例えば、胸やお尻をさわっても女性が抵抗しなければ、すなわち恋人レベルの親密度OK というサインになり、これが男性の縄張りに入った状態です。合同コンパなどで女性が酔っぱらい、警戒心や抑制がとれて男性に よりかかるシーンがありますが、これはまさに女性から男性の縄張りに入っていく生殖行動だったのです。

しかし、これらのセクハラ行為も、女性側が男性の縄張りに入り込む意志がある場合は全くセクハラにはなりません。だから、女性が憧れているようなモテる男性がしても、全く問題にされないわけです。
反対に嫌いな男性に対しては、近づいてこられたり、話し掛けられるだけで立派なセクハラになってしまいます。
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