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「遺伝子によって近親とのセックスを避けるように仕組まれているか?」という疑問についてはいろんな学者が論述していますが、どれ一つとしてまともな答えはありません。 さて、どんなに美しい兄弟姉妹を持っていても、セックスをしようという気は普通なら起きません。もちろん両親にもそのような感情は芽生えません。これは不思議なことです。ならば遺伝子には「近親とのセックスをさける」という命令が含まれているのではないか? と誰もが思います。 しかし、答えはノーです。 兄妹でさえ、生まれた時から離ればなれで暮らしていれば、大人になって初めて出逢ったときに、恋に落ちる可能性は十分あるからです。生まれてから一度も会ったことのない兄妹なら、街で出会っても一目見て血が繋がっているとは絶対に判別不可能です。それを判別する遺伝子を私たちは持ち合わせていません。 では、なぜ一緒に暮らしていると恋には落ちず、離ればなれで暮らしていると恋に落ちるというような現象が起きるのでしょう。それは脳内に分泌される微量のホルモンのせいです。具体的にはノルアドレナリンやPEA などと呼ばれる物質で、このホルモンが分泌されるから人は恋におちてしまうのです。 つまり、一緒に暮らしている親兄妹と話をしていても、これらの物質が分泌されないから恋に落ちないのです。近親相姦が起きないのは遺伝子によるというよりもこのPEA の分泌システムによると考えることができます。 これらの「恋の媚薬」的ホルモンは緊張している時にしか分泌されません。したがって恋愛をするために必要な ものは「緊張」であることがわかります。 一緒に暮らすと緊張がないので恋に落ちないというだけで、だから家族には恋をしないのです。 PR |
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Dr.イトゥ
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44
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男性
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1980/02/02
自己紹介:
大よそ間違いのない文献から作成したレポートです。非常に興味深い内容と自負しております。
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