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性への探求。知って損は無い男女の性の科学辞典を公開。
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人間に限らず、動物たちは全てが快感のシステムにより行動をおこします。
快感は、その伝達ホルモンであるドーパミンA-10 神経(快感を感じとる神経)を興奮させることにより感じることができます。つまり人間はこのドーパミンを分泌させようとして色んな行動を起こします。例えばお腹がすくと食事をとろうとしますが、これは食事をとるとドーパミンが分泌されて快感を感じるから食べるという行動を起こすのです。

そしてこの快感が強いものに対してほど人間はそれを達成するために気の遠くなるような努力を惜しげもなくします。恋愛も基本的にはこれと全く同じで、快感の強い恋愛に対しては気の遠くなるような努力も惜しまずそれを達成しようとします。ただ恋愛が食欲や睡眠欲と少し違うところは、性愛系の快感を強力に得るためには、ドキドキしていて、脳が眠気が吹き飛ばす程に活発に働いていなければならないということです。

これらの脳の活性を司る物質として、恋している時はノルアドレナリンPEA といったホルモンが多く分泌されていると言われています。さらに、このPEA はドーパミンが分泌されなくとも直接A-10 神経の受容体にはまりこみ、とんでもない快感を私たちにもたらします。だからこそ性愛系の快感は強烈なのです。

恋愛は永遠不滅?
PEA は性愛系の快感をとても強めます。もし、このPEA を分泌し続けることができれば、人はその恋にはまりこみ、二人だけの世界を作り上げることができます。そうなればもう他人が入り込む余地はありません。
しかし、それには難点があります。PEAは精神的に不安定の状態で、ドキドキしていなければ決して分泌されることがないからです。

少し考えると分かりますが、人は恐怖を感じたり、緊張している時しかドキドキしませんよね。PEA もそれと同じです。二人がお互いに不安や緊張を常に感じていないと恋にはまることは決してないのです。

例えば彼はモテモテで他の女性にとられそうで不安であるとか、もうすぐ離ればなれになってしまう状況であるとかそのような状態の時です。不安や緊張を感じながら一生を過ごすことは不可能ですから、PEAを永久に分泌し続けることはどんなカップルでも絶対にできません
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